Detroit: Become Human
感想(ゲーム)
※各キャラへの感想は飽くまで私が通ったルートなので
他の人からしたら違っても勘弁ね。
正しい意味でRPGだったと思います。
ロールをプレイするゲーム。
プレイ中私は確かにコナーでありカーラでありマーカスだった。
シャドウハーツ2のラストのウルの選択ぶりの
「キャラ」としての選択をする没入感だった。
中でも一番体現していたのがマーカスでしょう。
カールおじいちゃんの教えを受けていたからこそ
暴力に訴えるのは違うという行動規範が最初から一貫していた。
だからこそどんな結論に向かうとしても一貫した信念を持つ
誰でもない「マーカス」にしてあげられたと思います。
危ない橋を渡り続けるので死んだかなと何度も思わされましたけど。
対して、コナーとの向き合い方は少し異なります。
マーカスもカーラもストーリー上早々に変異しますが
コナちゃんはプレイヤーの介入無くして変異しません。
恐らくはプレイヤーがいなければ量産型としてバッド直行だったコナちゃん。
プレイヤーはコナーそのものというより
コナーに生まれた「変異」として徐々にコナーに浸透していきます。
だからこそ、感情移入しつつもコナちゃんの人間らしい成長に感動できる余地がある。
あの頑ななハンクの心を溶かせるアンドロイドになった。
気持ちが良いじゃないか…。
アンドロイドに本当に心があるのかどうか、それは変異してもわからないことですけれど。
誰かの心を動かせたのならば、そこに心はあると思っていいんじゃないでしょうか。
カーラに関しては唯一バッドになってしまって大分ダメージを受けたのですけど
それでもまだ自分の選択だと受け入れられるのは
カーラも芯を持って動かせたというのと
他二人と比べると過程に重きを置いているからかもしれません。
カーラ、アリス、ルーサー。
「温かな家族」というのは既に形成されていて
逃避行はそれを確かなものにするためのものでした。
船からの脱出、あと少しで出口という希望を見せつけられて
逃げる以外の選択肢を取る勇気があったかなあと思うと
今でもやっぱりないなとなります。
最後まで幸せにできなかったのは悔いが残るのですが
全く幸せじゃなかったかというとそうでもなくて
そうした日々がせめて救いであればいいなと思います。
もう一周はできないなあ。
いいゲームだった。
記入日:2026/03/29