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オクトパストラベラー2

感想(ゲーム)

​ダイジェストまとめ

オクトラ1は積んでる、ごめんサイラス先生

 

まずシステム面でいうと、王道のJRPGです!みたいな面をしながら

ちょっと違うのがオクトラみたいなイメージがある

 

オクトラは「悪さ」をするゲームだと思う。

無理して強いダンジョンの武器を取ったり

低確率を必死に盗んだり、ジョブの組み合わせでぶち壊したり。

冒険をする楽しみがある。

シナリオをぶっ続けで見たいという考えから

8人揃えたらまずは世界中の探索を始めたわけだけどまあ楽しかった。

格上に挑んでるから壊した上で余裕というわけでもなく

強くなっているので雑魚の処理に煩わされることもそんなにない。

世界地図を広げていくおいしいところだけを吸っていたと思う。

 

コマンド的には1と同じでちょっと入れ替えに手間取ることはあったけど

昼夜含めて代替手段持ってる人が増えたからそこまでじゃなかったんじゃなかろうか。

 

最後の裏ボスも余裕というわけでもなくこちらのぶっ壊れを

ぶつけ続けながらの死闘だったので、面白かった。

 

いやあいいRPGだった。

私あんまり稼ぎしない人間なのですが

世界回ってたら勝手に稼いでたってバランスも良かった。

エンゲージと被ったので発売当時は見送ってたんだけど良かった。

巡り会いだなあ。

キャラについても良かった。

もっとラストみたいな8人全員の話が見れると嬉しいけど自由度とトレードオフなんだろうなあ。

パーティチャットも全部回収できてるわけじゃないだろうし私が深掘りしてないだけという話もある。

 

でもラスボスの8人ずらって並ぶのめーーーーーっちゃ良かったなあ。

最高だった。

みんなの個性が際立ってた。良かったなあ。

 

■ヒカリ

返すぞ。返すぞ。返すぞつってんだ。

キャスティさんかヒカリ君のどちらかを主人公にするか悩んで

選ばなかった方はトリにしようと思ってたんだけど

結果的にこれで大正解だったのでは?って思ってます。

キャスティさんは仲間を喪おうと、これからも私は

明日を望み人を救うって決意の物語なんですよ。

ヒカリ君は仲間を集め、友と共に国を取り戻すって物語だから

最後の集大成にして本当によかった。

 

キャスティさんから始まりヒカリ君で締めて最終章、本当に綺麗だ。

 

ヒカリ君自体は癖のない好青年で、THE主人公ってイメージがあります。

往年の無口主人公的な。

誇り高く仲間思いなので安心してみていられる。

こういうのでいいよこういうので。

ただ仲間に裏切られっぱなしなのはちょっと笑った。

リツ、ライメイ、カザン。

ダンバンさんみたいでやんした。

ベンケイがいなかったら即死だった。

 

性能としては良い技を人から教えてもらうことができず

序盤は微妙な火力しか出せないかなり扱いに困る子だったんだけど

最終的に馬鹿力で解決しました。ゴリラ。

裏ボスをぶったぎる姿は感動したよ。

■パルテティオ

裏ボスにスケジュール交渉した男。

陽の中の陽だったなあ。

シナリオボスどころか明日を望まない者さえ改心させてしまうその人たらしっぷり。

眩しすぎていっそ苦しくすらあるよ、怖いよ。

でもめちゃくちゃ辛い目にあったからこそ

貫く信念に説得力があるんだよなあ。

ストーリー見る前に子分達の1コイン取り上げたりしてごめん。

 

性能は後半組なのでバトマスで暴力していた記憶がある。

すげー成金の騎士みたいな格好。

あと傭兵呼びがめちゃくちゃ強くてびっくりした。

ほぼ裏ボスでしか使わなかったけど。

 

■アグネア

光の桃。変形カタパルトマシーン。

団長やドルネシアの強引な地上げはあれだけど悪人らしい悪人はいなかったなと思う。

シナリオ的にどうしても田舎娘からスターに成り上がるスピードが速いんだけど

みんなと作った歌が切り札になる展開はベタだけどやっぱりいいなあ。きぼうの唄。

キャラのテーマだとアグネアのが一番好きなんですよね。

小気味良いジグがめっちゃ耳に残る。

それだけに最終章で死者がでるのが辛い。

アグネアがそこに触れる機会がないというのも悲しいね。

 

性能は主にカタパルト。

きぼうの唄も使いづらいなーという部分がなかなかあって

これといった強みを普段のボス戦では出しづらかったけど

ラスボス裏ボスあたりではバフばらまきがかなり重宝したりしなかったりした。

 

■テメノス

念入りに曇らされる男。

真実に至ってもそこまでに失うものが多すぎる…好奇心は身を滅ぼすぞ名探偵…

こういう飄々とした男が静かに激昂することでしか得られない栄養がある。

クリック君が本当に可愛かったんだろうなと思うだけに

あの念入りなフラグ立てめちゃ悔やんでそう。

だからといって折れるでもなく、突き進む男なんだよな。

お前、格好良いぜ。

 

性能は道中はかなり地味目ではあったものの、全体化超過回復の祈りが無法だった。

これがなければラスボス裏ボスは相当にきつかったと思う名サポーター。

これありきの最大HPの低さな気がする。

■オズバルド

オォォォォォズバルドォォォォォォ

妻・娘とあらゆるものをストーカーに凌辱されるかわいそうなおじさん。

娘は生きていたとはいえ奥さんは死んでいるのがおつらい。

復讐鬼として生きるには優しすぎる人の良さが隠しきれてないのが良い。

意外とおじさんの物語のテーマは「愛」なんですよ。

憎しみに囚われず、変わっていくことで根源へと至る

あの手この手で気を引こうとする変態ハーヴェイとは

違うという証明をしないといけないんですよ。

最初の脱獄の時点で相棒を気遣ったり

そういう人の良さを隠せないのがおじさんの良さなんだよなぁ。

噛めば噛むほど味がする。

​性能自体はサイラス先生のせいで大分調整を受けていたようですが

成金商人としてサポート頑張ってもらってました。

■ソローネ

​俺を殺してくれよぉぉぉソロォォォォネェェェェ

ソローネの話なのにファーザーのインパクトが強すぎる。

​前作のプリムロゼ枠といいますか

ストーリーが陰鬱極まりないんですけども

出自までどうしようもなく呪われてるの悲惨すぎる。

自由を手に入れはしたものの

なんというかスカッとしない終わり方といいますか

​ほろ苦さの残る大人のエンドだったなぁと思います。

かといって不幸かというとそういうわけでもなく

​本人はいたって真面目に自由をエンジョイしているのが

​パーティチャットとかでもわかっていい。

​テメノスとの探偵コンビとかもイキイキしとる。

​どんなにビターだとしてもそれまでが地獄なので

彼女にとっては待ち望んだ自由なんだなぁ。

でも母親がどうしようもなくアレなのは

知りとうなかったよな………

序盤のカタパルター

意外と火力出たりして頼りになりましたね。​

​​

■オーシュット

本人は光なのだがストーリーが人の業の詰め合わせ。​

どうして人は手を取り合えないんだ…?​

いやまぁ島の人間とは和解したけども。

獣人だって狩りはするけど戴く命への敬意を払う。

狩人達は改心もなくこれが生きる道だってなるの

業だなぁ。

 

とはいえそれも一面的な悪とは言えず

また人間なのかもしれない。​

最後のボスが選ばなかった子なのも含めて

本人が光じゃなきゃ相当露悪的な物語だったのでは。

異文化交流の難しさってやつですね。

人の業に戸惑いつつもそれでも向き合おうと

決断するオーシュット好きだよ。

ストーリークリアは後回しにしていたので

けしかけるがしばらく単体で持て余していたのですが

みんなでけしかける覚えたらゲーム変わった。​

ちょっと無理して強い敵捕獲するチャレンジとか

オクトラらしい戦い方の楽しみがありましたね。

狩人強化されて良かった。強すぎないか?

■キャスティ

おふくろ~~~!!!!

人の話適当に聞いていいお話ねで誤魔化すのやめて~~~!!!!!!!

いやぁ主人公にしてよかった。

私泥臭いキャラ好きなんですよ。

何が何でもその意地を貫く意志の強さというか。

辛いことも悲しいこともたくさんあっても

それでもエイル薬師団の誇りがある。

楽しかった記憶がある。

 

共に過ごした日々を忘れず、遺された願いを貫くのは

彼らを生かすということでもあり

何よりも彼らへの弔いなのではなかろうか。

ストーリーも多分一番好きだなぁ。

敵であろうと救おうとしたり

旧友のために手を尽くそうとしたり

別れを思い出したり

そのすべてが無駄ではなくて

最後の"調合"につながるの

 

​主人公だなぁ。

​おふくろは他のメンバーとの絡みも含めても

優しさと強さが両立された完璧なおふくろだったと思います。

​8人の支柱というか。

この人がいるから無茶ができるというか。

​ローサとメリア(とグレッグ)の話すごい好き。

戦闘面でも出ずっぱりというのはあったけど

荒療治だの獅子狩りだのでずっとアタッカーとして大暴れしてましたね。

アタッカーが揃った後半は調合で大暴れする。

無法かこの薬師。

8人の旅だったなぁ。

いいゲームだった。

記入日:2024年11月02日

おてがき
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