ボクと魔王
簡単なハイライト
一人メリーゴーランド女
感想(ゲーム)
なんだろう私が何か言おうとすればするほど陳腐になってしまいそうな気がして怖い…
綺麗に広げて、綺麗に畳んだなあという印象です
RPGにしては全体的に街もマップも少ないし、世界地図がないというか世界の輪郭がだいぶぼんやりしてるんですよね
でもそれこそに意味があるというか、全体的にゆるかったりチープなのがよくできてるなぁと
ラスボスがやったことは絶対正しくないし、いったい何百年あの子を閉じ込めていたのかと思うと
めちゃくちゃしんどいしとても許せるようなものではないのだけれども
それでも、彼女のためを思って世界を一から作り上げたその情熱までを否定はできない…
どういう感情でゆらめく昆布とか敵にしたんですかあなた…
娘が怖がらないようにとか考えてたのかな…
そもそも娘のために世界を作ること自体歪んでるというところもあるのだけど…
絶対に正しくはないんだけどなんかこう…どこで間違えたんだろうね…
エンディングの「あ、わら…わたしもおてつだいします」という言葉で
ようやく彼女も分類から解き放たれてありのままの彼女になれたのがこう改めて見返してぐっとくるよね…
そして主人公もどんな姿でも受け止めるんだろうなって
魔王が勇者と一緒に冒険したり、退治するどころかコミカルな漫才を繰り広げたり
まっとうな冒険活劇としては三流も三流なんでしょう
だからこそ、何百年もありふれたお話を体験し続けた子には刺さったのでしょう
ままならないからこそ愛しい世界というお話。
感想(配信)
幻影異聞録でお話がいいRPGをするのはとても楽しい、キャラがいきいきしてるのが本当に楽しいと改めて再確認
そこから雰囲気がいいのをやりたいなと色々探してた中で行き当たった作品でした
軽く調べてみるとゲーム内容自体にはエンカウントやダンジョンなど粗が多いらしく
詰まったときに画面映えしなくて私がうまく場を繋げるだろうかという不安もあったのですが
それでもお話と世界観の評価は一貫してたのでええいもう最悪私だけでも
楽しめればいいやぐらいの気持ちで始めようと思って突撃しました
結果として懐かしんでくれる方はかなり多かったし、
ゲーム自体もネタに事欠かず楽しくお話しさせていただくことができました
ダンジョンとはやっぱり数少なになってしまうのはいつもの力不足
なかなかピーキーな作品ゆえにカメラやダンジョンのところは
うまくフォローしきれなかったなともどかしいのですが
すごく楽しんでたってのはうまく伝えられたのだろうか
伝わってるといいなぁと思うばかりです
おてがき
キャラ語り
ルカ(主人公)(のざき)
影が薄い割にかなり色ボケしてた子(選択肢次第だけれども)
基本的には選択肢何選んでも好感度以外は展開ほぼ同じなのもいろんな意味で影響力の薄さを感じる
家族ですらも割とドライな関係というか緩い人達で、幼馴染にも突き放された中で
下僕という関係ながら意識を向けてくれたスタン様とマルレインは大きな存在だったのではと思います
スタン様
善人ですよね?作中でも屈指のお人好しなのでは?
実体化しててもそんなビビられないような気がするのは分類から外れた本来の人柄なんだろうか
罵倒のレパートリーが豊富なのでこのまま下僕とロザリーさんと漫談し続けていてほしい
マルレイン
どんな気持ちで今までずっと同じような冒険をして、役割を演じ続けてきたのだろう
ひれ伏すようなテンプレートの返しではなく、臆せずぞんざいに巻き込んできた連中はどう映ったのだろう
筋書きにはないオルゴールが、彼女にとってどれほどの拠り所になったのだろう
偽らず、王女ではないありのままの姿で手を取ってくれる人がいることの意味
幸せにおなり…
ロザリー
年上のおだてに弱いお姉さん
主人公とマルレインを見守る姿がお姉ちゃんお姉ちゃんしてるのすごくいい
口達者なスタン様には基本的に押され気味ながらも時としてにやにやして強気になるのかわいい
キスリング
名前覚えてもらえない人
明らかにやべーやつみたいな雰囲気で入ってきたのに抜群の常識人として漫才の安定感に貢献した人
パーティに入ってからは奇天烈な発言もなりを潜めて割と小難しい人でまとまっていたので
そういう分類だったのかな、わからない人には奇行にしか思えないみたいな
レッドブル
ごめんねあんまり使ってやれなくて…
リンダ
萌えー
意外と考え方がブラックというか結構魔王らしいところも好きです
でも歌を聴いてもらえなくて弱ってるリンダちゃんはいいよね…
グリグリモグモグって何ですか
エプロス
お前がもう少し早く来てくれればと思うけどそれはそれでおっちゃんのキャラ取っちゃうのかな
でももう少し掘り下げてもいいんだよ!魔力0ってどういうことなの!